レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―
「赤壁の戦い」を映画化した二部作の完結編。前作に引き続き、ジョン・ウー節が炸裂する痛快アクション大作でした。数万の軍勢がぶつかり合う合戦を再現しつつ、各武将に活躍の場を作るためには、やはりこの紋切り型で予定調和なジョン・ウーの作風がとても似合っています。一方で前回スパイスと思われたサッカーの演出が前面に出てきたり、最後はちょっと盛り上げすぎたりと映画独自の展開も多く、風格にこだわる人には楽しめないかも。一つ一つのアクションシーンが長いのも構わないんですが、北米版のように一本の映画として公開した方が良かったような。しかしお祭り映画だと割り切って見れば、なかなか楽しめる映画です。
今回もトニー・レオンがひたすら格好良かった。ジョン・ウーは俳優の魅力を引き出すのが上手いですね。何よりアジアでもこういう大作映画が撮れるのだという良い証明になったので、今後もこういう作品がアジアから出ることを願いたいです。
監督:ジョン・ウー
出演:トニー・レオン、金城武、リン・チーリン、チャン・フォンイー、チャン・チェン、ヴィッキー・チャオ、フー・ジュン、中村獅童

20110427 | レビュー(評価別) > ★★★ | - | -


「ザ・セル」の鬼才・ターセム監督が、6年振りに撮り上げた意欲作。病人が少女に空想の話を物語るという設定と、ターセム監督の映像美にピンと来て劇場に足を運びましたが、これが想像以上の相性の良さでした。
ギリアムの大ファンというミッチ・カリンによる原作を、そのままギリアム本人が気に入って映画化したホラー風味のファンタジー作品。「
大友克洋原作、江口寿史キャラクター原案による、不条理な笑いと怒濤のアクションが魅力のアニメ。監督は、キレの良いアクションを得意とする北久保弘之。
宮崎駿監督の長編アニメデビュー作。ルパンの服の色を変えたり、カリオストロ公国が妙にリアルだったりと、いつものルパン映画らしくない作り込みで、今でもファンの心を捉えて離さない名作です。
スティーヴン・スピルバーグ監督による、大ヒット恐竜映画の続編。前作とは打って変わって、暗いムードのサバイバル・ホラーでした。
世界中でベストセラーとなった同名児童文学を、「キャスパー」のブラッド・シルバーリング監督で映画化。ビジュアルはなかなかの出来でしたが、物語はお粗末な印象を受けました。
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