デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!
細田守監督による同アニメシリーズの劇場版第2弾。主人公とデジモンたちの活躍を前面に出していますが、そのぶん大人には物足りない内容でした。超広角の固定カメラや長回しなど、普通のアニメで見られない実写的で凝った演出は健在。また2000年当時としては珍しかったネットワークの概念とデジモンを結びつけつつ、あくまで子供にも分かりやすいストーリーになっているのも良い。TVシリーズの内容を反映したため、登場人物(デジモン含む)が多すぎたりして40分という時間では設定を生かし切れていない点だけが残念です。
結局、映画単体としては一長一短。しかし、同時上映された他の作品目当ての人も取り込んでしまうだけ、子供向けアニメの中では突出した作品なのは確か。前作「デジモンアドベンチャー」と併せて一度は見ておきたいアニメ作品です。
監督:細田守
出演:藤田淑子、坂本千夏、風間勇刀、山口眞弓


原作の大ファンだというマイケル・アリアス監督が、スタジオ4℃の協力を得て制作した劇場用アニメ作品。松本大洋の映像化作品の中では文句なしのトップですし、近年の劇場用アニメの中でも出色の作品です。
ベストセラー作家森博嗣による異色のSF空戦小説を、押井守監督で映画化。原作のファンなので押井守監督なのは嬉しい反面、不安もありましたが、それなりに面白く仕上がっていると感じました。
ジョン・ウー監督が、製作費100億円をかけて三国志の有名なエピソード「赤壁の戦い」を描いた2部作の前半。大作なのに中国映画ならではの大雑把さもあったりして、とても魅力的な映画でした。
イギリスの同名ファンタジー小説の映画化シリーズ第5作。今回はTVドラマ業界出身の新鋭デヴィッド・イェーツ監督を起用し、堅実ながらも楽しめる作品になりました。
ギレルモ・デル・トロ監督が、スペイン内戦を背景に描くダーク・ファンタジー。印象的なシーンは多いものの、今ひとつ消化不良でした。
京極夏彦による人気ミステリ小説シリーズの映画化第二弾。前作完成後に逝去した実相寺昭雄に代わり、実力派の原田眞人が監督になったものの、作品自体はどこかちぐはぐになってしまいました。
コーマック・マッカーシによる犯罪小説「血と暴力の国」を、コーエン兄弟監督が映画化した重厚な犯罪映画。サスペンスがメインと思わせておいて、もっと深いところにテーマのある傑作です。
タランティーノ&ロドリゲスが、かつての“グラインドハウス”映画にオマージュを捧げた二本立て作品のうち、タランティーノの監督したカーチェイス・ホラーを再編集した完全版。余裕すら感じるタランティーノの映画センスに脱帽です。