デス・プルーフinグラインドハウス
タランティーノ&ロドリゲスが、かつての“グラインドハウス”映画にオマージュを捧げた二本立て作品のうち、タランティーノの監督したカーチェイス・ホラーを再編集した完全版。余裕すら感じるタランティーノの映画センスに脱帽です。完全にフレーミングを間違えているカメラ、露出過多の照明、尺を長くするだけの不必要な会話シーン、無駄に本格的なカーアクション、そしてあのラストなどなど、低予算映画にありがちな要素をふんだんに盛り込みつつ、本当にグダグダなB級映画に仕上げています。しかも悪役にかのカート・ラッセルを選び、スネーク・プリスキンばりの黒ずくめをさせる懲りよう。B級映画はあくまでB級映画なんだという、開き直りにも似た誇りを感じました。三池監督がタランティーノのうるさい解説付きで観たように、何人かでワイワイ観るのが楽しそうですね。
女の子の会話がリアルなのは驚きでした。女体のエロさと音楽の良さも相変わらずで、やっぱりタランティーノは最高の映画オタクだと再確認。B級かぶれをウザいと思わない方にはオススメです。
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:カート・ラッセル、ロザリオ・ドーソン、ゾーイ・ベル、、シドニー・タミーア・ポワチエ、ローズ・マッゴーワン、クエンティン・タランティーノ

20081028 | レビュー(評価別) > ★★★ | - | -

BMWの広告映画として2001年から2002年にかけて製作され、BMWfilms.comで無料公開(現在は配信終了)された8つの短編作品。各10分程度の作品とはいえ、最高級のキャスト&スタッフで、しかも面白いんだから文句なしです。
第1作より18年を経て製作された、カルト音楽コメディの続編。さすがにパワーダウンは否めないものの、前作のファンとしては一応観ておきたい作品です。
今は亡きジョン・ベルーシの代表作にして、未だにカルトな人気を誇るB級コメディの伝説的傑作。映画全編を通して、どこにツッコめばいいのか分からないほどのナンセンスさは必見です。
「
リュック・ベッソン製作・脚本の人気シリーズ第三弾。回を重ねて勢いは増したものの、なんとなく空回りしてしまいました。
リュック・ベッソンが製作・脚本を担当する人気カーアクション映画の続編。目的が明確な映画作法で、続編なのに前作よりも楽しめたような。
リュック・ベッソンの製作・脚本による、カー・アクション・コメディの大ヒット作。マルセイユを250km/hオーバーで爆走するタクシー、というビジュアルだけで大満足です。
レニー・ハーリン監督がシルベスター・スタローンと組んで撮り上げたF1レース映画。単純バカレース映画を期待していたせいか、劇場で観たのが良かったのか、なかなかに楽しめました。