モンティ・パイソン・アンド・ホーリーグレイル
イギリスを代表するブラックコメディ集団モンティ・パイソンによる、初の本格劇映画。本国イギリスの伝説的英雄である「アーサー王と円卓の騎士」をものの見事に皮肉った、まさにカルト・コメディの代表作と呼ぶにふさわしい作品です。
この映画がただのトンデモ映画に終わっていないのは、時代考証をしっかりと行い、アーサー王伝説に沿って物語を進めながら、登場人物に時代錯誤な(しかし必要以上に論理的な)皮肉を言わせて、「英雄」であるはずの一行を一般人以下の存在におとしめているところです。この違和感こそパイソンズの売りですが、劇場作品ならではのスケールと上映時間でひたすら展開されるナンセンス・ギャグは、もはや神々しいほどでした。
印象的なギャグは数え上げればきりがありませんが、「ニッの騎士」は観たあとに口癖になること請け合いです。ただ、予備知識ゼロで観ると理解できないところもあるので、まずはTVシリーズなどでパイソンズの空気に慣れて、更にアーサー王伝説を軽くさらってから観ることをお薦めします。
監督:テリー・ギリアム、テリー・ジョーンズ
出演:グレアム・チャップマン、ジョン・クリーズ、テリー・ギリアム、マイケル・ペイリン、エリック・アイドル、テリー・ジョーンズ
この映画がただのトンデモ映画に終わっていないのは、時代考証をしっかりと行い、アーサー王伝説に沿って物語を進めながら、登場人物に時代錯誤な(しかし必要以上に論理的な)皮肉を言わせて、「英雄」であるはずの一行を一般人以下の存在におとしめているところです。この違和感こそパイソンズの売りですが、劇場作品ならではのスケールと上映時間でひたすら展開されるナンセンス・ギャグは、もはや神々しいほどでした。
印象的なギャグは数え上げればきりがありませんが、「ニッの騎士」は観たあとに口癖になること請け合いです。ただ、予備知識ゼロで観ると理解できないところもあるので、まずはTVシリーズなどでパイソンズの空気に慣れて、更にアーサー王伝説を軽くさらってから観ることをお薦めします。
監督:テリー・ギリアム、テリー・ジョーンズ
出演:グレアム・チャップマン、ジョン・クリーズ、テリー・ギリアム、マイケル・ペイリン、エリック・アイドル、テリー・ジョーンズ
20051128 | レビュー(評価別) > ★★★★ | - | -