12モンキーズ
鬼才という言葉がいやに似合うテリー・ギリアム監督が、クリス・マルケルの「ラ・ジュテ」に触発されて撮ったというSFサスペンス。よく作り込まれていますが、不満点の多い内容でした。物語の根幹はオリジナルそのままで、それを膨らまして長編に仕立てています。ただ、その「変わった部分」が皮肉たっぷり過ぎてダメでした。サスペンス的な盛り上がりはあるし、やりたいことは分かるんですが、物語の進展と共に方向性が不明瞭になっていって、オチも釈然としません。
例によってセットや俳優の使い方は巧みでした。こんなにブルース・ウィリスを渋かっこ良く感じたのは初めてです。マデリーン・ストウも綺麗。ブラッド・ピットは、ちょっとやり過ぎな感はありますがエキセントリックで好きです。また、冒頭の荒廃したニューヨークのシーンに代表される世紀末感あふれるSF描写も見事。というか、映画が始まってしばらくは、そういったギミックのせいで興奮しっぱなしでした。
各要素や前半の展開は気に入っているので、テレビなどで放送しているとついつい観てしまいます。むしろ一度経験しているので寛容になれるのかも。あと悪夢のようなメインテーマも秀逸。ともあれ、ギリアム好きとしては捨て置けない作品ではありますね。
監督:テリー・ギリアム
出演:ブルース・ウィリス、マデリーン・ストウ、ブラッド・ピット

20051021 | レビュー(評価別) > ★★ | - | -


リドリー・スコット監督による、女性二人が主役のロードムービー。まんまアメリカン・ニューシネマな脚本は、アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞共に脚本賞を受賞しています。
未だに揺るぎない評価を得ている実験的SF映画の傑作。学生時代に観まくった実験映画の中でも、特に印象に残っているものの一本です。
ティム・バートン制作・原案による人形アニメーション。微笑ましくも毒のある世界観やストーリーで、未だに根強い人気のある作品。子供が絵本を読み聞かせてもらって、終わったら「ねえ、それでどうなったの?」と聞くような、そんな気分になれる映画でした。
あの傑作B級SF「
ジョン・カーペンター監督、カート・ラッセル主演の知る人ぞ知るB級SFアクション映画の傑作。いや、つまらないのですが、でもこれほど楽しめる映画は少ないでしょう。
原作者ハンター・S・トンプソンの実体験を元にした小説を、鬼才テリー・ギリアム監督が映画化。他のドラッグ系映画の追随を許さない、とことん下品で不条理で滅茶苦茶な作品でした。