ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版
番組中のアクションを一般人が真似て大怪我をするなど色々と物議を醸した、MTVの人気番組の映画化。日本公開は絶望視していたんですが、なんとか実現したので狂喜乱舞して観てきました。もう、とにかく「頭悪いなあ」という感想しかありません。映画になってもやっている事はテレビ版と殆ど同じで、ただスケールが若干大きくなっているだけ。「レンタカーで激突レース」「スポーツ用品店でボクシング」「大雨の街中でサーフィン」「どこでも棒高跳び」のように、意味がない、やる前から結果が分かっているからこそ誰もやらない痛いアクションをひたすら繰り返すわけです。あと平気で嘔吐脱糞したり、わざと怪我して笑うネタがあるので、覚悟してから観てください。
洗練された笑いではないんですが、モーニングスターで釘を打つような豪快さがたまりません。これぞアメリカ。テレビ版の総集編的なDVDが出てるので、そちらも併せてどうぞ。
監督:ジェフ・トレメイン
出演:ジョニー・ノックスヴィル、スティーヴォー、バム・マージェラ、クリス・ポンティアス、ライアン・ダン、デイヴ・イングランド
公式サイト

20050920 | レビュー(評価別) > ★★★ | - | -

ヨーロッパの俊英、シルヴァン・ショメ監督による初の長編アニメーション作品。独特のブラックなセンスあふれるストーリーと、ノスタルジックで可愛らしい美術が、日本のアニメにはない魅力を感じさせます。テンポというか映画文法がアニメ離れしていて最初は戸惑いましたが、つまりは一本の映画作品として十分に観賞に耐えうるものであるということでしょう。
J=P・ジュネ監督が長編デビュー直後から温めていたという企画。原作はセバスチャン・ジャプリゾによる人気ミステリ「長い日曜日」。
革命家チェ・ゲバラの、その活動とは全く趣の異なる青年時代の旅を描いたロードムービー。ゲバラ本人の著作と、一緒に旅をした友人アルベルト・グラナードの著作を下敷きに、実際に南米を旅しながら撮影された映像は、説得力があって色々と考えさせられます。
「ピーター・パン」の原作者ジェームズ・バリと、物語のモデルになった少年一家の交流を描いた、半分実話、半分創作の映画。監督は「チョコレート」のマーク・フォスター。
「コーヒーと煙草」をテーマにジム・ジャームッシュが撮った短編集。もともとサタデー・ナイト・ライブの企画から派生したもののようですが、とにかくコーヒーと煙草をテーマに、登場人物たちのセンスの良い会話を楽しむ「だけ」というのが新鮮でした。それ以上の展開は無いので、知らないで観た人はかなり驚くんじゃないでしょうか。