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スーパーサイズ・ミー

 CFやTV番組制作などで活躍し、その着想のセンスで人気のモーガン・スパーロック監督によるドキュメンタリー作品。「3食×30日間全てマクドナルドだけで食事したらどうなるか」という人体実験を監督本人が実践し、ジャンクフードが蔓延するアメリカの食品産業に鋭く問題提起しています。

 とにかく着眼点が秀逸。マイケル・ムーアのような強烈なユーモアはないものの、実験自体のインパクトと、ところどころに挿入される「食文化を巡るアメリカ資本主義社会の状況」がカルチャーショックでした。劇場を出る頃には以前より健康的な食生活をしようという気分になりますね。もともとファーストフードは年に数回しか利用しませんが…。
 ドキュメンタリー映画が社会に与える影響が強くなっている昨今、この映画に限らず、これらが必ずしも事実とは限らないという前提だけはしっかり意識するべきでしょう。でも、問題提起と、それにまつわる議論は重要。出来ればテレビ等で大々的に流してほしいんですが、やはり難しいんでしょうか。

監督:モーガン・スパーロック
出演:モーガン・スパーロック
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20050919 | レビュー(評価別) > ★★★ | comments (0) | trackbacks (0)
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