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ネバーランド

 「ピーター・パン」の原作者ジェームズ・バリと、物語のモデルになった少年一家の交流を描いた、半分実話、半分創作の映画。監督は「チョコレート」のマーク・フォスター。
 ハリウッドでも顔の知られた俳優が何人も出演しているので、ジョニー・デップが良ければいいやと割り切って観たんですが、これがなかなか良い話で、ついつい泣かされてしまいました。創作にまつわるテーマにそもそも弱いというのもあるんですが、無理に感動させようとしない落ち着いた描写で、逆に感情移入させるあたりは嫌みが無くて好感が持てます。思わず見とれてしまう美しい映像も見物。

 主演3人(ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、ケイト・ウィンスレット)の演技が抜群に良くて、この映画の見どころの一つになっています。中でもフレディ・ハイモアは、台詞も動きも多いのにとても演技とは思えないぐらい。デップが「チャーリーとチョコレート工場」に推薦したというのも頷けます。
 それにしてもイアン・ハートがコナン・ドイル役で出演していたのは全く気付きませんでした。あと舞台でピーターを演じているのが、「トレインスポッティング」のケリー・マクドナルドというのも驚き。もう一度観るときは気をつけよう……。

監督:マーク・フォースター
出演:ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、ケイト・ウィンスレット
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20050915 | レビュー(評価別) > ★★★ | comments (0) | trackbacks (0)
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