ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク
スティーヴン・スピルバーグ監督による、大ヒット恐竜映画の続編。前作とは打って変わって、暗いムードのサバイバル・ホラーでした。前作で重いテーマを盛り込めなかった反動なのか、今回は人間と恐竜の関係を掘り下げたドラマに時間を割いています。特にピート・ポスルスウェイト演じるローランドの存在が象徴的。ただ前作の夢と冒険に満ちた作風が記憶にあったせいか、今作は重すぎて興ざめ。恐竜の“怖さ”を強調する演出や、ヤヌス・カミンスキーによるハイ・コントラストな映像も、観ている内に疲れてしまいました。
前作とは比にならないほどリアルな恐竜たちはさすがに見所。あと評判悪い“本土上陸”は、実は好きだったりします。そちらにもっと力を入れて欲しかったぐらい。まあ、スピルバーグの思い入れが炸裂した映画、ということで…。
監督:スティーヴン・スピルバーグ
原作:マイケル・クライトン
出演:ジェフ・ゴールドブラム、ジュリアン・ムーア、ピート・ポスルスウェイト、ヴィンス・ヴォーン、ピーター・ストーメア、リチャード・アッテンボロー

20060402 | レビュー(評価別) > ★ | - | -

世界中の恐竜ファンの夢を実現したとも言える、スティーヴン・スピルバーグ監督による恐竜映画。マイケル・クライトンによる原作を、ILMの特殊効果技術を総結集して実現した驚異の映像は、当時としては奇跡を見るようでした。
お馴染みローランド・エメリッヒ&ディーン・デブリンのコンビによる、かの名作怪獣映画のハリウッド版リメイク作。ラジー賞では“ワースト・リメイク・続編賞”にも輝いた勘違いぶりで、どこがゴジラなんだと問いただしたくなりました。
「
ドイツ出身のローランド・エメリッヒ監督が手がけたSF大作。笑っちゃうほどコテコテの展開を大真面目にやる手法には、感動すら覚えました。
“ドイツのスピルバーグ”と評されたローランド・エメリッヒ監督の、ハリウッド・デビュー作。ヴァン・ダムとラングレンという二人のアクション・スターの共演が話題でしたが、エメリッヒの地味な作り込みとの食い合わせは悪いような。
ブラックな笑いでヒットしたSFアクションの、同一監督による続編。前作から余分なものを削って勢いを増したおかげか、ノリの良い単純アクション・コメディとして好感の持てる内容でした。
シュールな映像センスに定評のあるバリー・ソネンフェルド監督による、60年代アメリカの人気テレビシリーズの映画化作品。ありがちなハリウッド製アクションと思わせて、実はあなどれない内容でした。
「アダムス・ファミリー」のバリー・ソネンフェルド監督によるSFアクション・コメディ。かなり広告で煽っていた割に、映画はお粗末な出来でした。
パトリス・ルコント監督が、アラン・ドロンとジャン=ポール・ベルモンドというフランスの二大スターを主演に撮りあげた痛快アクション。ダンディな魅力満載で、笑いもアクションも楽しめる良作です。