ショーン・オブ・ザ・デッド
本国イギリスで大ヒットを記録し、ホラー・コメディの新たな可能性を切り開いたカルト的作品。ブラッカイマー映画のような手法でゾンビ映画をパロディしまくる内容はインパクトがあります。素早いカットバックやスローモーションを用いた現代風の演出で、ひたすらしょーもないパロディを繰り出す作風は確かに新鮮。ただ、あまりに同じ演出と間抜けな展開が続くので、観ているこっちが息切れしてしまいます。そのせいか後半に出てくるシリアスな展開も、なんとなく上滑りしてしまって楽しめませんでした。こういう展開ならコメディの比重を少なくして、シリアスの中にコメディが混ざってるぐらいが丁度良かったかもしれません。
僕でも分かるパロディがちょこちょこあったので、ホラー映画に詳しい人なら、それぞれのパロディ元が分かって一層笑えるのかも。ホラー映画好きを自負する人なら、一度は観ておくべき映画かもしれません。
監督:エドガー・ライト
出演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ケイト・アシュフィールド、ディラン・モーラン、ビル・ナイ

20110507 | レビュー(評価別) > ★ | - | -







スティーヴン・ソダーバーグ監督による、大ヒットシリーズ第三弾。今回は、エンタテイメントに徹した一作目と、アイドル映画を目指した二作目のいいとこ取りを狙った内容でした。
イギリスのカルトSFコメディ小説の映画化作品。いかにもイギリス的な皮肉が楽しめるものの、映画としては若干まとまりにかける印象でした。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」でゾンビ映画マニアをうならせた新鋭エドガー・ライト&サイモン・ペッグによる長編第二作。今度は刑事映画のパロディを中心にはっちゃけています。
MV界出身のスパイク・ジョーンズ監督の長編デビュー作にして、脚本家チャーリー・カウフマンの名を世に知らしめた秀作。飛び抜けたセンスは必見なんですが、理屈っぽくなってしまった物語が惜しい。
大友克洋原作、江口寿史キャラクター原案による、不条理な笑いと怒濤のアクションが魅力のアニメ。監督は、キレの良いアクションを得意とする北久保弘之。