スプリガン
たかしげ宙&皆川亮二による人気コミックを、川崎博嗣監督で映画化した劇場アニメ。ツカミは良かったものの、今ひとつパッとしない内容でした。案の定というか、原作の持つ世界観は再現できていません。アニメらしい重量感のない絵のせいで、どことなく空々しい雰囲気でした。アクションも、デジタルアニメならではの大胆なカメラワークが気持ち良いかと思ったらそうでもなく、むしろ昔からの動画技術をきっちりやっているシーンのほうが、安定していて楽しめました。あと脚本が最悪。掛け合いすら成立していない台詞の連続で、しかも単語が仰々しいだけの幼稚な会話に白けるばかり。ちゃんと原作を理解して作ってるのかすら疑問です。
伝奇SFらしさもどこへやら。派手さを重視したカタルシスのない題材選択も失敗でしょう。アクションだけ見て下さい、という映画。
監督:川崎博嗣
原作:たかしげ宙、皆川亮二
出演:森久保祥太郎、子安武人、城山堅、相ケ瀬龍史

20060502 | レビュー(評価別) > ★ | - | -

大友克洋が、自らの漫画を長編映画化し、その名を世界に知らしめた大作SFアニメ。日本製アニメーションといえば、まずこれを想起する人も多いのでは。
スタントマン出身のハーディ・マーティンスが製作、監督、原案、主演そしてもちろんスタントもやったというバカアクション映画、だと思って観たんですが、実際はアクションもドラマも中途半端な内容でした。
撮影監督として数多の作品を手がけてきたヤン・デ・ボンの監督デビュー作にして、純粋アクション映画ブームの火付け役になった爽快アクション。分かりやすい娯楽作、の一言に尽きます。
映像美にこだわるドミニク・セナ監督の長編第三作。今回は前二作の長所を集めたような、完成度の高いエンタテイメント作品に仕上がっています。
リュック・ベッソンが製作・脚本を担当する人気カーアクション映画の続編。目的が明確な映画作法で、続編なのに前作よりも楽しめたような。
「
宮崎駿監督による長編劇場用アニメ第三弾にして、スタジオジブリ設立後初の作品。「ガリバー旅行記」の空中都市ラピュタをモチーフに、痛快なアクションと深みのある物語が繰り広げられる傑作です。
宮崎駿監督の長編アニメデビュー作。ルパンの服の色を変えたり、カリオストロ公国が妙にリアルだったりと、いつものルパン映画らしくない作り込みで、今でもファンの心を捉えて離さない名作です。
大ヒット恐竜映画シリーズ第三弾。監督は「ロケッティア」「ジュマンジ」などSFやファンタジーが妙に得意なジョー・ジョンストン。地味ながら質の高い映像が楽しめる秀作です。