★★★★で満点、ネタバレは原則ありません。
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レジェンド/光と闇の伝説

 映像に定評のあるリドリー・スコット監督の手がけたファンタジー映画。こんな映画を撮れるのはこの監督だけでしょう。典型的なハイ・ファンタジーの世界を、見事に映像化しています。

 魔王に妖精にユニコーンという、コテコテのファンタジーを堪能できるのがこの映画最大の魅力。他には何もないのですが、その割り切り方が潔いと思いました。多数のクリーチャーが出てこようが無数の綿毛が森に舞っていようが、お構いなしで美しい映像にしてしまうのは流石。リドリー・スコットというと殺伐とした映像が印象的ですが、初期の映画ではむしろ幻想的なシーンの魅力が際立っていると思います。あまりに紋切り型の物語ですが、ヨーロッパ版にはかなりの追加シーンがあるそうで、それを観れば評価が変わるのかも。
 主演のトム・クルーズの、キレイな顔立ちが作品世界に見事にハマっています。ティム・カリーの演じる魔王も迫力があって、まさにファンタジー映画の教科書的作品でした。純粋にファンタジー世界を楽しみたいのであればオススメです。

監督:リドリー・スコット
原作・脚本:ウィリアム・ヒョーツバーグ
出演:トム・クルーズ、ミア・サラ、ティム・カリー
20051115 | レビュー(評価別) > ★★ | comments (0) | trackbacks (0)
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