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天使のくれた時間

 ニコラス・ケイジが久々にハートフルドラマに出演した、比較的地味な良作。こういうケイジが観たかったので大満足でした。凝りまくったアクション映画や芸術映画じゃなくても、きちんと作れば単純に観ていて楽しめる、ということを再確認させられた作品です。
 ニューヨーカーの抱いている不安を巧みに描きつつ、さりげなく「いい話」にしているところに好感が持てました。シチュエーションもテーマも使い古されたものながら、それを今のセンスで再現して、ちょっと現代風に面白おかしく味付けしています。そして、何よりこういう複雑な人物を演じて無理のこないニコラス・ケイジが最高。割り切ったおばさん役が妙にはまっていたティア・レオーニや、ふてぶてしい演技が似合うドン・チードルも印象的です。

 監督は「ラッシュ・アワー」で好評を博したブレット・ラトナー。ちょっとデフォルメされた世界を描くのが得意な人なので、こういうファンタジーを撮ると似合いますね。付き合いの長い恋人が居る人は、ぜひカップルで見ていただきたい作品です。

監督:ブレット・ラトナー
出演:ニコラス・ケイジ、ティア・レオーニ、ドン・チードル
20051104 | レビュー(評価別) > ★★ | comments (0) | trackbacks (1)
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天使のくれた時間 :: なんだりかんだり映画ブログ(20060301 2:13)
ブレット・ラトナー監督ニコラス・ケイジ、ティア・レオーニ主演。仕事にすべてをさ