★★★★で満点、ネタバレは原則ありません。
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CUBE

 カナダの新鋭、ヴィンチェンゾ・ナタリ監督によるSF話題作。センスも良いし、映像感覚も良いし、何より低予算であることを逆手に取ったこの設定には驚きました。ただ、後半の展開には不満です。

 役者の演技が全体的にくさいのと、状況説明に終始するだけの台詞が辛いのでは。台詞中心で追いつめていくような心理戦は、余程自然に見せない限りぼくは嫌悪感を抱いてしまうのです。設定が飲み込めてしまうと予想できてしまう割に、細部にこだわって理屈っぽい謎解きもダメでした。そして何より嫌なのは終わり方。ああいうのは物語として大嫌いです。不条理は好きだけど、人間の辛いところを意地悪にナイフでえぐるような展開は嫌だなあ。
 聞いた感じ好きなタイプだったので、いつも厳しい評価がさらに厳しくなってしまいました。奇抜なアイデアを得意とする監督のようなので、他の作品をチェックしてみたいところではあります。

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:モーリス・ディーン・ウィン、デヴィッド・ヒューレット、ニコール・デボア
20050927 | レビュー(評価別) > ★★ | comments (2) | trackbacks (0)
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Comments

おもしれーっ、と見てしまった記憶があります。
ある程度見慣れてくるとまた印象が違うのかもしれませんね。
「Nothing」楽しみです。
kam :: 20051018 18:56
 アイデアは最高なんですけどね。不条理な世界観で論理的な謎解きのお話しは好きなんですが、この映画はその逆、実は世界観がしっかりしていて謎解きだけ不条理だったので、じゃあ謎解き無くていいじゃん、と。
 機会があれば、他の作品も観てみたいんですが…。
kentaro :: 20051019 4:45

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