デュエリスト/決闘者
コンラッドの小説「決闘」を原作にした、風変わりな騎士道映画。リドリー・スコット監督はこれがデビュー作ですが、既に映像に対するだわりが見て取れます。70年代の映画の中でも間違いなくトップクラスの映像は必見。モノトーンに沈みがちなイングランドの風景を、朝焼けなどの微妙な光を利用して色彩豊かに描き出しています。
ストーリーは二人の騎士の人生を追い続け、しかもそのほとんどが決闘シーンというのが妙ですが不思議と飽きさせません。決闘でしか通じ合えない頑なな主人公達の関係が、ナポレオン戦争前後という激動の時代と対比されて、とても印象的でした。
77年作品で、しかも低予算なので大作映画のような派手なアクションはありませんが、落ち着いた味わいのある”決闘映画”でした。最近のリドリー・スコット作品しか知らない人は、ぜひ。
監督:リドリー・スコット
出演:キース・キャラダイン、ハーヴェイ・カイテル
ストーリーは二人の騎士の人生を追い続け、しかもそのほとんどが決闘シーンというのが妙ですが不思議と飽きさせません。決闘でしか通じ合えない頑なな主人公達の関係が、ナポレオン戦争前後という激動の時代と対比されて、とても印象的でした。
77年作品で、しかも低予算なので大作映画のような派手なアクションはありませんが、落ち着いた味わいのある”決闘映画”でした。最近のリドリー・スコット作品しか知らない人は、ぜひ。
監督:リドリー・スコット
出演:キース・キャラダイン、ハーヴェイ・カイテル
Comments
まず決闘のシーンがじみーな感じでいいと思います。
ワイヤーアクションやCGや殺陣などの演劇的な要素がなく、ああきっとこんな感じで決闘してたんだろうなあ、と思わせます。
また、映像のトーンが暗い感じで、後のあのSF大作につながる部分もあるかと思います。
じみーに一人で見るといい映画だと思います。
そして、こういう映画は一人で観ると確かに心に染みますね。何でだろう。主人公が孤独だからかなあ……。