病院坂の首縊りの家
市川崑監督による、石坂金田一シリーズ第五弾。もはやありきたりな怪奇ミステリになってしまった観があるものの、きっちり面白くする市川監督の手腕は流石です。
冒頭からジャズバンドが登場してどうなることかと思いましたが、物語の進行に合わせて雰囲気も次第に重厚になり、美しくも悲しいラストでは思わずため息をついてしまうほどでした。前作とは打って変わって落ち着いたトーンの映像が、鬱々とした空気をさらに強烈にしています。桜田淳子の演技、佐久間良子の美しさなど、恒例ともいえる女優の見せ方も手慣れたもの。複雑なドラマは最初分かりにくいんですが、収束が見え始めてからの盛り上がり方はなかなかで、シリーズの最後にふさわしい納得の出来かと。
当時はこれが最終章、ということで横溝夫妻も登場しての大団円がシリーズのファンには嬉しいところでした。石坂浩二を始め、レギュラー陣も相変わらずの活躍ぶりで楽しませてくれます。何はともあれ、時代を風靡した怪奇ミステリ・シリーズとして、必見の一本といえるでしょう。
監督:市川崑
原作:横溝正史
出演:石坂浩二、佐久間良子、桜田淳子、入江たか子、三条美紀、萩尾みどり、あおい輝彦、ピーター、草刈正雄、小沢栄太郎、清水紘治、加藤武、草笛光子、大滝秀治、三木のり平、小林昭二、中井貴恵、横溝正史
冒頭からジャズバンドが登場してどうなることかと思いましたが、物語の進行に合わせて雰囲気も次第に重厚になり、美しくも悲しいラストでは思わずため息をついてしまうほどでした。前作とは打って変わって落ち着いたトーンの映像が、鬱々とした空気をさらに強烈にしています。桜田淳子の演技、佐久間良子の美しさなど、恒例ともいえる女優の見せ方も手慣れたもの。複雑なドラマは最初分かりにくいんですが、収束が見え始めてからの盛り上がり方はなかなかで、シリーズの最後にふさわしい納得の出来かと。
当時はこれが最終章、ということで横溝夫妻も登場しての大団円がシリーズのファンには嬉しいところでした。石坂浩二を始め、レギュラー陣も相変わらずの活躍ぶりで楽しませてくれます。何はともあれ、時代を風靡した怪奇ミステリ・シリーズとして、必見の一本といえるでしょう。
監督:市川崑
原作:横溝正史
出演:石坂浩二、佐久間良子、桜田淳子、入江たか子、三条美紀、萩尾みどり、あおい輝彦、ピーター、草刈正雄、小沢栄太郎、清水紘治、加藤武、草笛光子、大滝秀治、三木のり平、小林昭二、中井貴恵、横溝正史
Comments
是非こちらのサイトをリンクさせていただきたくてお願いにあがりました。
こちらのサイトは以前から見て楽しませていただいております。また遊びにきます!
※石坂金田一は最高ですよね!
でも、今回の再映画化は…どうなる事ででしょうか?(^^;)
では、このへんで失礼致します。
いやあ、怖いのは最初の二作ぐらいなので…人によると思いますが。
今回まとめて見直してみて、ごっちゃになってた記憶がきちんと整理されたのは収穫でした(笑) どれも同じ出演陣とスタッフなので…。
>pataさん
リンクはフリーなので、ぜひご自由に。よろしければ、こちらからもリンクさせてください。
そういえばリンクについてのガイドラインを設定していなかったですね…。
リメイク版は、僕も不安ばかりです。でも市川監督の創作意欲はまだまだ衰えていないようなので、素直に期待したい気持ちも…。
こちらこそ、リンクよろしくお願い致します!(^^)
『犬神家』の再映画化は、こちらの不安を吹き飛ばす作品になってくれれば…と祈るばかりです。
今は珠世さん以外のキャストがかなり気になってます。
特に松子夫人!(どなたがおやりになるのか…)
あとは変なタイアップソングとか出ないといいな〜と思ってます。
では、また遊びにきま〜す!
キャスティング、本当に不安で不安で。タイアップも、もともと角川映画はタイアップやら「公開記念の特別企画」が多いので今から怖いですね。また「犯人当てキャンペーン」とか、やるんだろうか……。