★★★★で満点、ネタバレは原則ありません。
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モータル・コンバット

 TVゲームの映画化モノとしては比較的ヒットした部類に入るSFXアクション。監督は”ハリウッド最強のゲームオタク”ポール・W・S・アンダーソン。

 全体としてみれば面白味に欠ける物語ではありますが、もともとB級アクション映画にそういうのは期待していないので予想の範囲内。むしろ原作ゲームの物語を生かした「燃えよドラゴン」的構成や、キャラクターの生かし方など所々にセンスを感じました。特にスコーピオンとサブ=ゼロの不気味さは見事。当時としてはSFXの使い方にセンスがあり、かつカンフーもそこそこにこなしてくれるのでアクションシーンも飽きさせません。盛り上がってきたところで突然終わるのもB級らしくてかえってソソられてしまいました。
 確かに俳優が地味だったりBGMがうるさすぎたりしますが、お馬鹿アクションと割り切って観るなら、それなりに楽しめる好作です。テレビで放映してるとついつい見てしまいますね。

監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ロビン・ショウ、リンデン・アシュビー、クリストファー・ランバート、ケイリー=ヒロユキ・タガワ、トレヴァー・ゴダード
20060129 | レビュー(評価別) > ★★ | - | -
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