妹の恋人
ジョニー・デップ主演の風変わりなラブ・ストーリー。デップを見ているだけでも良いのですが、そつのない展開とキャスティングの妙が楽しめる、良質の作品です。
まずジョニー・デップ演じるサムが印象的、彼なしにこの映画は語れません。設定が奇抜なだけに演技力が要求される役柄を、見事に演じきっています。ビジュアルを見た時点では少し引きますが、映画を観たあとはそれすら可愛いと思えるのだから不思議です。M・S・マスターソンとA・クインも、ありがちなキャラクターを分かり易く演じていて好感が持てます。
そして、俳優の演技以上にラブ・ストーリーとして魅力的なところが良かった。カメラワークも適度に凝っていて、トリッキーな演出がなくても物語に集中できました。こういう基本的な部分がきちんとできているからこそ、デップの演技にも説得力が出るのでしょう。
ハリウッドの平均的なラブ・ストーリーと切って捨てることも出来ますが、アレンジ次第で楽しめるという良いお手本でもあるかと。安心して観られて、しかも後味の良い一本でした。
監督:ジェレマイア・チェチック
原作:バリー・バーマン
出演:ジョニー・デップ、メアリー・スチュアート・マスターソン、エイダン・クイン 、ジュリアン・ムーア、ダン・ヘダヤ、ウィリアム・H・メイシー
まずジョニー・デップ演じるサムが印象的、彼なしにこの映画は語れません。設定が奇抜なだけに演技力が要求される役柄を、見事に演じきっています。ビジュアルを見た時点では少し引きますが、映画を観たあとはそれすら可愛いと思えるのだから不思議です。M・S・マスターソンとA・クインも、ありがちなキャラクターを分かり易く演じていて好感が持てます。
そして、俳優の演技以上にラブ・ストーリーとして魅力的なところが良かった。カメラワークも適度に凝っていて、トリッキーな演出がなくても物語に集中できました。こういう基本的な部分がきちんとできているからこそ、デップの演技にも説得力が出るのでしょう。
ハリウッドの平均的なラブ・ストーリーと切って捨てることも出来ますが、アレンジ次第で楽しめるという良いお手本でもあるかと。安心して観られて、しかも後味の良い一本でした。
監督:ジェレマイア・チェチック
原作:バリー・バーマン
出演:ジョニー・デップ、メアリー・スチュアート・マスターソン、エイダン・クイン 、ジュリアン・ムーア、ダン・ヘダヤ、ウィリアム・H・メイシー
Comments
そういう意味ではギルバート・グレイプもそうですよね。ジョニデはその手に縁があるのでしょうか?
余談ですが、妹の設定が非常に似ている「ノッティングヒルの恋人」は、他にも脇役の扱い方とかドラマの持って行き方とか、明らかにこの「妹の恋人」ら着想を得ているようなノリですね…。