★★★★で満点、ネタバレは原則ありません。
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バスケットボール・ダイアリーズ

 ジム・キャロルの原作を元に、ニューヨーク下町に住む少年の荒んだ日々を描いた青春映画。レオナルド・ディカプリオの演技力が見所。
 原作者の実体験を反映させたという物語は、かなりショッキングで重みがあります。あまり目立ちませんが凝った演出もあり、青春ドラマとして説得力を感じました。そして、物語を一層引き立てているのがディカプリオの存在。ちょっとクサい演技なんですが、ドラッグにはまるところとか独白のシーンなど、ついつい引き込まれる熱演です。あまりの力の入れように、他の登場人物との差が開きすぎてしまったのが残念と言えば残念。それだけにディカプリオのファンにはたまらない内容でしょう。

 ドラッグの恐怖と、そこからの克服を丁寧に描いているあたりは好感が持てました。今観るとさすがに古い映画だと感じるものの、ドラッグ映画として外せない一本なのでは。

監督:スコット・カルヴァート
原作:ジム・キャロル
出演:レオナルド・ディカプリオ、ブルーノ・カービイ、ロレイン・ブラッコ、マーク・ウォルバーグ、ジュリエット・ルイス
20060417 | レビュー(評価別) > ★★ | comments (0) | trackbacks (0)
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