★★★★で満点、ネタバレは原則ありません。
詳細な評価基準についてはこちら

チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル

 McG監督による人気リメイクシリーズ第2段。基本的な要素は維持しつつもスピード感は前作以上で、続編として期待通りの出来でした。

 ストーリーの煩雑さと荒唐無稽さは相変わらず。今回はギャグにも磨きがかかっています。生身にこだわったアクションは、前作の無重力アクションに比べるとよりカンフーらしくなり、見応えがありました。個人的にお気に入りの”痩せ男”クリスピン・グローヴァーも再登場しますし、前作を楽しめた人なら十分満足出来る内容でしょう。
 しかし今回の見所はマニアックに車関係でした。俳優以上に懲りに凝ったラインナップは監督の趣味のようですが、本当にどこから集めてきたんだと思うようなものもあって、カーマニアは堪らないのでは。中でも見所はMcG監督が「一度でいいからやりたかった」というモトクロスのアクション。バイク映画に決して負けないスタントは必見です。

 こういうパワフルなお気楽アクション映画は、観ているだけで楽しくなってくるので大歓迎。実はビジュアルもお色気も女性向けの健全さなので、そっち方面を期待した男性諸氏は納得いかないかもしれませんが、個人的にはこのぐらいのバランスで突っ走ってもらえると最高です。

監督:McG
出演:キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー、デミ・ムーア、バーニー・マック、クリスピン・グローヴァー、ジョン・フォーサイス
20060114 | レビュー(評価別) > ★★ | comments (0) | trackbacks (0)
<< チャーリーズ・エンジェル :: main :: ドーベルマン >>

Comments

Comment Form

Trackbacks